@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000458, author = {佐々木, 亘 and ササキ, ワタル and Sasaki, Wataru}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), トマスによると,有徳であるかぎりの徳のはたらきは,すべて,自然法に属している。その一方,正義は人間を他者への関連において秩序づけるが,何らかの共同体に属するものはすべて,部分が全体に対するように,共同体へと秩序づけられることから,人間を共同善へと直接的に秩序づけるところの,法的正義にすべての徳のはたらきが属している。したがって,トマスの倫理思想において,自然法と正義は,根源的な仕方で位置づけられることになる。さらに,人間を個々のペルソナの善へと直接的に秩序づける正義が特殊的正義であり,この正義は,部分に対する全体を導く配分的正義と,部分と部分の関係を導く交換的正義に分けられる。個と共同体は,これらの正義によって,正しく秩序づけられることが可能になるのであり,人間が人間らしく生きるということは,まさに正義にかかっているのである。}, pages = {11--19}, title = {共同体と正義-トマス・アクィナスの倫理思想における正義の位置づけ-}, volume = {44}, year = {2014} }