@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000192, author = {佐々木, 亘 and ササキ, ワタル and Sasaki, Wataru}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), 人間を至福である究極目的へと,共通の幸福である共同善へと導くところのものが自然法である。「自然法の規定」は,追求すべきものとして善へと向かい,避けるべきものとして悪から遠ざかるところの「自然本性的な傾き」に即して成立している。トマスの自然法論は,一方では神学的な神認識へと,他方では共同体における共同善の実現へと,我々を導いており,そこに自然法の現実的な可能性が存している。すなわち,永遠法の分有から発し,永遠法へと帰還する。それは,人間にとって広大な道程ではあるが,その旅を支える拠りどころとなるものが自然法である。トマスにおける自然法論の可能性は,人間存在そのものの可能性であり,そこにおいて,トマスの現代的な意味が問われるのである。}, pages = {9--16}, title = {自然法とは何か : トマス・アクィナスの自然法論に関する一考察}, volume = {40}, year = {2010} }