@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000191, author = {佐々木, 亘 and ササキ, ワタル and Sasaki, Wataru}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), 人間の自然本性は完全な至福である超自然本性的完成へと開かれており,その完成への方向性をいわば決定づける言葉がペルソナに他ならない。人間の意志は超自然本性的な幸福を自然本性的な仕方で欲求し,この欲求がすべての人間的行為の源泉である。ここに,人間が抱える根源的な矛盾を認められる。恩恵に関しても,栄光に関しても,我々はそれを根源的な仕方で求めているにもかかわらず,我々の側からは何も要求するものを持ち合わせていない。この矛盾を解消し,至福へと至る可能性は,人間である限り我々にとって神へと向かう道である,キリストによってのみ成立している。我々は,見えない共同体の部分であり,そこに人類全体の幸福の可能性が成立している。それは愛の可能性に他ならない。この愛においてこそ,我々はトマスの幸福論の入り口に立つことができるのである。}, pages = {1--8}, title = {幸福への問い : トマス・アクィナスの幸福論に関する一考察}, volume = {40}, year = {2010} }