@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000132, author = {岩下, 美代子 and 岩本, 愛子 and イワシタ, ミヨコ and イワモト, アイコ and Iwashita, Miyoko and Iwamoto, Aiko}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), 筆者は,1980年(昭和55年)10月から1981年(昭和56年)3月まで,アメリカNorth Carolina州Charlotteの郊外にある“Thompson Children’s Home”で虐待を受けた子どもたちと初めて出会った。わずか6カ月の研修であったが,強烈な体験であった。当時,アメリカの「子ども虐待」は日常茶飯事で社会問題の一つであったが,日本では幸いまだ深刻な社会問題ではなかった。わが国の1980年代は,校内暴力・家庭内暴力・いじめ・不登校などで教育界を困難に陥れていた。帰国して以来私の脳裏から「子ども虐待」は消えることはなかったが,他のことに忙殺されて,この25年間「子ども虐待」を真剣に取り組めないでいた。ところが,平成に入ってわが国は「子ども虐待」が深刻になり始め,2000年(平成12年)に「児童虐待防止法」がやっと成立した。これに対しアメリカは実に早く,1974年(昭和49年)に「児童虐待防止対策法案」が制定されている。  「子ども虐待」は,家庭という密室で行われる場合が多い。これに取り組むことは昨今の個人情報問題もあり,難しい課題であることは重々承知している。虐待の原因は,一つの要因でなく複合的なものが考えられるので,一筋縄ではいかない。しかし,世代間連鎖や子育てのストレスなども見逃せない。これらを考える時,教育はとても大切だと考える。虐待とは何か・虐待の背景にあるもの(原因)・対応などの知識を得て,教育を受けていれば予防できるという希望は持ち続けたいと願っている。そこで,短期大学で女子教育に携わっている筆者らは,将来母親になっていく学生たちに,「子ども虐待」の現状理解と防止啓発を図ることを目的に,昨年,2007年(平成19年)から約5年間の予定で「子ども虐待」と真剣に取り組むことにした。}, pages = {21--45}, title = {日本における「子ども虐待」の変遷(第2報)}, volume = {39}, year = {2009} }