@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000130, author = {佐々木, 亘 and ササキ, ワタル and Sasaki, Wataru}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), トマス・アクィナスによると,「法」は至福へと,さらに共同善へと秩序づけるものである。その根源となっているところのものが「永遠法」であり,永遠法とはすべてのものを支配している神の統宰理念に他ならない。すべてのものは,被造物である限り,永遠法に服している。しかし,その服属の仕方には,「能動と受動」という仕方と「認識」という仕方の二通りがあり,すべてのものは前者の仕方で永遠法に服しているが,理性を有するものは,後者の仕方でも永遠法に服しており,卓越した仕方で神の摂理に服属している。理性的存在におけるこの永遠法の分有が「自然法」として位置づけられ,それによって然るべき「はたらき」と「目的」への自然本性的な傾きを有するわけである。したがって,人間はこの自然法を通じて,永遠なる神の摂理に何らかの自体的な仕方で与っているのであり,そこに,自然法の超越性が認められると言えよう。}, pages = {1--10}, title = {永遠法と自然法 : トマス・アクィナスにおける自然法の超越性について}, volume = {39}, year = {2009} }