@article{oai:k-junshin.repo.nii.ac.jp:00000113, author = {佐々木, 亘 and 佐々木, 恵子 and ササキ, ワタル and ササキ, ケイコ and Sasaki, Wataru and Sasaki, Keiko}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {P(論文), トマス・アクィナスは,美の条件として「充全性」ないし「完全性」,「然るべき対比性」ないし「調和」,「明るさ」を示している。美と正義について,トマスは明確に言及していないように思われる。しかし,正義における「均等性」には「然るべき対比性」が認められ,「法的正義」のうちに共同善への完全性への秩序づけを有する。そして,法的正義も,人間を他者の善へと秩序づける徳としての「特殊的正義」も,他の倫理的徳よりも優った位置にある。特に法的正義は「倫理的徳の中でより光輝あるのも」として捉えられている。したがって,「然るべき対比性」だけでなく,「完全性」と「明るさ」という美の条件を徳としての正義のなかに見出すことができよう。正義における美の秩序は,何よりも「ペルソナにおける秩序」として位置づけられ,そこに正義の美的可能性が認められるのである。}, pages = {19--29}, title = {正義における美の秩序 : トマス・アクィナスにおける正義の美的可能性について}, volume = {38}, year = {2008} }